血反吐吐いてるか?

絶体絶命保険屋ラジオ−保険営業始めました−

昔の自分との対話201104③

2023年4月③

正しさ

旧来のモデルは反証されても、多数派が完全に破綻とみなすまで使われて、どうしようもなくなると、次のモデルに移る人が増えて、古いモデルは捨てられる。これの繰り返し。きわめてイデオロギー的。「正しい」より「正しいと見做される」が大切。ここら辺はトマスクーンが科学史から説明している。経済学者がどうやって意思決定して、どんな分野に集まり、どんな手法を振り回すのか。科学論と同じではあるのだけど。経済学者の本音は飯を食うため、イデオロギーだろうし。正しいかどうかはあまり関係ない。

モチベーション

超カンタンモチベーション法

(×)「○○しなきゃ」

(○)「○○したいなぁ」

と口に出して言う。

「部屋を綺麗にしなきゃ」だとプレッシャーがかかって益々嫌になる可能性があるが「部屋を綺麗にしたいなぁ」と何度も考えたり、口にしていると段々その気になってくる。

生きる価値

使命感とか理想とかそういうものがない。ただ生きてるだけ。半分死んでるのかもしれん。

そういう虚無感を埋めるために心理療法に手を出したのだが、生きる価値みたいなのを常に一定にするようにバーンズなどでは薦めている。

(×制限付き自己承認)「成功しなくては生きる価値がない」

(○無制限自己承認)「成功しなくても俺は生きる価値がある」

制限付き自己承認は危険、成功すれば良いが、失敗すると打ちのめされて虚無感に襲われ、最悪自殺などに繫がる。それに対して無制限の事項承認は成功しても良いし、仮に失敗しても無力感は感じにくい。失敗することもあると受け止めて、次の手を打てる。というわけで、「自分は生きる価値がない」みたいな虚無感対策に「○○でだとしても俺は生きる価値がある」みたいなアファメーションをたくさん作って印刷してファイルに突っ込んで毎日音読してる。それだけでも気分が落ち込みにくくなる。

事前に自分の気分や行動に悪影響を及ぼす自動思考への反論をたくさん作っておいて、それを普段から目を通しておくのは有効な手段。先延ばしとかへの言い訳とそれへの反論とかも有効。

成果

自分の場合は、すぐに成果を求める傾向がある、あるいは無駄な事はやりたくないという傾向があり行動を押さえつけていた。だから「たとえ無駄になっても良いじゃないか」とか「すぐに成果が出なくても良いじゃないか」「たとえ失敗しても良いじゃないか」みたいな言い回しのリストを毎日音読してる。

「こんなことをやっても無駄ではないのか」とか「どうせもう何もかも無駄だ」とか「俺の人生は終わってる」とかの虚無感に突然囚われることが今でもあるが昔より少なくなったし、軽くもなった。運動のせいもあると思うけどね。

何かに真剣に取り組める人、使命感を持って何かができる人がうらやましい。

思考の癖

認知療法とか論理療法とか読んで、実際に自分の癖を把握して実践してみると良い。

人間は誰でも思考は明らかに問題を起こす思考が混じっていることが多い。そういう思考を取り除いてより望ましい人生を送るのに、病的でない人も心理療法は有効。 例えば「絶対に人に受け入れられるべき、人から受け入れられないなら死んだほうがマシ」とか思っている人は、人と上手くいかないと酷く落ち込む。逆に「人それぞれだし、受け入れてもらえることもあるし、受け入れてもらえないこともある」と思っていれば落ち込みにくい。

問題を起こす思考を片っ端から書き出して、それに反論を書き出して、それに変わる新しい思考を決めて、その新しい思考を普段から頻繁に唱えることで古い思考を捨て、新しい思考を身に付けることができる。

信じる者は救われる

人間は主観的に生きているわけだから、聖書でも、でもコーランでも、いわしの頭でも、果てはオウムでも信じることができる。そして信じることができればそれは主観的な真実になる。気分が落ち込む世界観を信じることもできれば、気分が高揚する世界観を信じることもできる。

何かの信念を変えることは難しいと思われるだろうけど、自分が変えたいと思い、きちんとした手順を踏んでいけばある程度変えられる。だから認知療法抗鬱剤より効くし、再発も少ないという研究がでてるわけで。 基本的に人間は自己正当化システム(これも認知不協和だ)が働いていて、よほどの悪人でも「俺が悪いんじゃない、騙されたあいつらが悪いんだ」みたいに考えるんだが、そういう自己正当化システムが余り働かないタイプ、あるいは自罰的タイプは鬱になりやすい。

たとえ何があったとしても、君は生きる価値がある

人は状況を自分で解釈をして、自分で自分に感情を与える。人間の感情は「現象→思考フィルター→感情」という流れで、現象が同じでも思考フィルターによって感情は全然違う。

どんな思考のフィルター(正しくは認知、あるいは信念)を持っているかわからないけど、もし人よりも感じやすくて苦しいのであれば、フィルターの変更を考えたほうがいい。

ネガティブな認知はパフォーマンスを抑制してると思うから、とりあえず自動思考を普段から書き出しておく。対策は全体像が把握できてからでいい。

自動思考は表面的な事が多いから、掘り下げてもいい。めんどくさいな→何故?みたいに何度も何故を繰り返して掘り下げる。