本を読め。
ひまいんグループ研修教材マーケティング編
ブックリスト
<コトラー>
『コトラーの戦略的マーケティング―いかに市場を創造し、攻略し、支配するか』
一冊だけ読むならばこれでいいのではないか
『コトラーのマーケティング・コンセプト』
主要コンセプトを簡潔に説明。ある種の用語集のようなもの
『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』
究極の教科書。分厚いので本棚の肥やしになりやすい。
『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編』
この本も分厚いが、専門家でなければこれを読むだけでも十分だろう。
<ブランド論>
『ブランド論 無形の差別化を作る20の基本原則』デビット・アーカー
『ブランド優位の戦略』『ブランド・ポートフォリオ戦略』『カテゴリーイノベーション』
アーカーはブランド論で有名。差別化、ブランド論、新市場開拓に興味があれば読むべき。
『戦略的ブランド・マネジメント』(ケラー)
アーカーより体系的でブランドに関する最高の教科書だろう。
<マーケティングへの懐疑>
『マーケティングの神話』(石井淳蔵)
日本のマーケティングの大家によるポストモダンマーケティング論(?)
一般的なマーケティングへの懐疑的姿勢が学べる。ただし実用書ではない。学術書に近い。
<アル・ライズ&ジャック・トラウト>
『ポジショニング戦略』『フォーカス』『売れるもマーケ、当たるもマーケ』
『リポジショニング戦略』『マーケティング戦争』『勝ち馬に乗る!やりたいことより稼げること』
彼らの本はビジネスマン向けで、どれを読んでも読みやすく、事例も豊富で読み物としても大変面白い。
もちろん役に立つ。ポジショニング系。
<ハイテク系マーケティング『キャズム』シリーズ:ジェフリー・ムーア>
『キャズム』『キャズム2』『トルネード』『ライフサイクルイノベーション』『エスケープ・ベロシティ』
ロジャース『イノベーションの普及』(『普及』は学術書なので時間があるときに)をベースにしたハイテク企業のマーケティング。この分野ではこれを読んでないと話にならない。
<マーケ立案・実務本:佐藤義典>
『書き込み式 マーケティング戦略実行チェック99』
『実戦マーケティング思考』
『図解 実戦マーケティング戦略』
マーケティングを実際に立案するときの手順がわかる。非常に貴重な実務本。
<戦術本>
『クラッシュ・マーケティング』『ハイパワー・マーケティング』『シュガーマンのマーケティング30の法則』
『あなたの会社が90日で儲かる!』『もっとあなたの会社が90日で儲かる!』『口コミ伝染病』
『小予算で優良顧客をつかむ方法』『売り込まなくても売れる!』『ホイラーの法則』『集団感染マーケティング』
『なぜ消防署で住宅ローンがバカ売れするのか?』『ザグをさがせ!』
小手先のテクニックを紹介する戦術本。読み物として面白いしそれなりに役に立つ。
戦術本はamazonのレビューを手がかりに定期的に補充するといい。
<マーケティングの闇>
『悪魔のマーケティング タバコ産業が語った真実』(ASH)
タバコ業界の後ろ暗いマーケティングが縷々と述べられている。マーケティングの威力がわかる。
『フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠』(マイケル・モス)
食品業界のマーケティングの裏側。
『依存症ビジネス』(デイミアン・トンプソン)
薬物、アルコール、タバコ、ポルノなどの消費者の欲望を煽り依存症にすることで儲けている産業について。
『営業と詐欺のあいだ』(坂口孝則)
『売りたかったら客に考えさせるな!思考停止ビジネス』(坂口孝則)
小手先テクニックで客に売り込む商売の解説。戦術本としても読める。
<ソーシャルゲーム>
『ソーシャルゲームのすごい仕組み』(まつもとあつし)
『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』(中山淳雄)
『ソーシャルゲームはなぜハマルのか』(深田 浩嗣)
すでに周回遅れだがソシャゲのはまる仕組みを解説している。依存症ビジネスの一貫として捉えよう。